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きちんと「貯まる体質」になるコツを大公開! 「貯蓄」にまつわるQ&A
きちんと「貯まる体質」になるコツを大公開!「貯蓄」にまつわるQ&A
20代で1000万円貯めた人がいる一方、貯金がゼロという人も多いなど、OLの貯蓄格差が広がっているそう。“貯まる女”と“貯まらない女”の差ってなに? こんな時代だからこそ、自分の弱点を改善して、 貯蓄上手に変身しよう!
Q 同世代の貯金額っていくらくらいなの?
A総務省統計局の平成16年全国消費実態調査によると、30歳未満の女性の平均貯蓄額は144万円、30歳代で472万円。ただし今、OLの貯蓄額の格差が広がっていて、20代で1000万円以上貯めている人もいれば、借金でマイナスという人も増加中。ですから、このデータは参考にすぎません。理想は、30歳までに500万円貯めること。300万円貯めていれば、第1段階としてはがんばったといえます。
Q毎月の貯蓄額の目安ってあるの?
A理想の貯蓄割合は、実家住まいの人は手取り額の半分、一人暮らしの人は1割が最低ライン。ボーナスは実家住まいは半分、一人暮らしは3割貯蓄をめざしましょう。実家住まいの人は厳しいと思うかもしれませんが、結婚して子供ができたら、自由にお金は使えません。今から貯金をするように。
貯金をしようと思っているのに、給料日前はいつもキツキツ。どうしたらいいの?
Q貯金をしようと思っているのに、給料日前はいつもキツキツ。どうしたらいいの?
A毎月、使わなかった分だけ貯金しようと思っても、なかなかできないもの。そこで、給料日に貯蓄をする習慣を身に付けることが大切。会社員ならば、自動的に給料から決まった貯蓄額を天引きする「財形貯蓄」がおすすめ。会社に財形貯蓄のシステムがない人は、銀行や郵便局の口座から、毎月自動的に一定額を振り替えていく「自動積立定期」を利用しましょう。
Q大きな額を手元に置いておくと使ってしまうので、毎月、少額ずつ何度かに分けてATMで引き出していますが、手数料で損してない?
A手数料を気にせずに、月に何度もお金を下ろしていたら、確実に損をします。利用している銀行のATMで指定時間内に引き出せば、ATM利用料は無料になりますが、時間外だったり、他行のATMを利用したりすれば、手数料が105円、210円とかかり、金利が付くどころか、貯蓄が減ってしまいます。最近は、最低預金額を設けるなどの条件付きで手数料が無料になる銀行も増えています。頻繁にお金を引き出す人は、その条件を満たすことができるなら、利用するのも手です。
Q普通預金を利用しているけど、定期預金に切り替えたほうがいいの?
A最近、金利が上向いてきたとはいえ、普通預金と定期預金の利息はそれほど変わりません。しかし、貯金全額を普通預金に預けているのは、マネー感覚が養えないのでダメ。20万〜30万円しか貯金額がない人は無理をする必要はありませんが、それ以上ある人は、定期預金を利用してみましょう。ここで注意してほしいのは、例えば300万円あったとき、ひとつの定期預金口座に全額を預けないこと。「高い金額で預けたほうが金利がいい」と思いがちですが、急にお金を引き出さなければならないときのことを考えて、定期預金口座を何口かに分けてつくっておいたほうがいいでしょう。解約する口座はひとつだけですみ、あとの定期預金はそのまま継続できるからです。また、金利が1%を切っている場合は、3年、5年単位の定期預金よりも、1年単位の定期預金に預けること。景気が上昇し、金利が上がったときに、すぐに有利な口座に定期預金を預け替えることができるからです。金利を常にチェックしておきましょう。
Q ペイオフの導入で、銀行に預けた預金が全額保証されないと聞いたけど、私たちにもできる対策ってある?
ペイオフの導入で、銀行に預けた預金が全額保証されないと聞いたけど、私たちにもできる対策ってある?
A銀行や保険会社、証券会社が倒産する時代。ペイオフの導入で保証されるのは、元本1000万円とその利息まで。といっても、預金が1000万円以下なら全額保証されますから、それほど心配はいらないでしょう。ただし、利用している銀行がつぶれたら、すぐに引き出せるのは、普通預金に預けている60万円まで。それ以外のお金は、引き出すまでに少し時間がかかる可能性があります。定期預金を利用するときは、いろんな金融機関に分散して預けることが大事。そうすれば、倒産した金融機関に預けたお金がすぐに引き出せなくても、ほかの金融機関の定期を解約すれば、差し当たって必要なお金は用意できるのです。
Qズバリ、お金が貯まるコツってあるの?
A毎月の貯金額を決めて、最初に自動天引きで貯金をすること。これにつきます。あとは、キリの悪い数字にもこだわって貯金をすること。毎月1万円貯められる人は、1万1000円も貯金できるはず。1万円を1万5000円、2万円にすることは難しくても、1000円単位なら簡単に貯金額を増やせます。例えば、1万円の予定をがんばって1万3000円ずつ貯めた場合、1年で3万6000円も多く貯金ができるのです。そして、この3万6000円から自分へのご褒美を買えば、貯金へのモチベーションも上がるはず。
Q老後までにいくら貯めれば安心できますか?
Aよく聞かれる質問ですが、そういう質問をする人に限って、ライフプランとは関係なしに極端に高い目標を設定するものです。でも、考えてみてください。大きな目標額を決めて貯金をしても、我慢ばかりで、それまでの人生を犠牲にしてしまうかも。若いうちに楽しめなかった人は、老後になっても人生を楽しめません。大きな数字を目標にするのではなく、あくまでも毎月の貯蓄額の目標を決めて、そのペースを守ることが大事。その結果、貯蓄が殖えていくものと考えてください。
Q 貯金をしようと思って食費を節約。ストレスがたまってしまい、結局続きません。どうして?
貯金をしようと思って食費を節約。ストレスがたまってしまい、結局続きません。どうして?
Aまず、毎月の収支を見直してください。そのときに、削れるものと削れないものを書き出すこと。理想をいうのは簡単ですが、結局続かなければ意味はありません。おいしい食事をすることで心が満たされるなら、ほかの項目で我慢をする。洋服にこだわりたいなら、食費をおさえる。このように、自分が我慢できる項目から多めに、我慢できない項目からは少し貯金に回せば、ストレスは少なくなるはず。10あったものをいきなり0にせずに、少しずつ減らすことが長続きの秘訣です。
Q 今、注目すべきお金の預入先はありますか?
A定期預金では、ネット銀行がおすすめ。メガバンクの定期預金の金利が1年で0.25%のところ、ネット銀行では0.8%台のものがあります。ほかに注目なのが、新生銀行の「パワード・ワン プラス」。当初の預入期間は5年。その後、銀行の都合で期間を10年まで延長されてしまう可能性もある、期限延長特約付きの定期預金ですが、金利は破格の1.5%。期限が10年に延長された場合、金利は1.6%になります。ただし、途中解約はできないので注意。また、店頭では300万円、ネット経由では50万円から預け入れができるので、ネットのほうが利用しやすいですね。
Q 個人向け国債ってなに?
A国が一般からお金を借りるときに、発行する借用証書のようなものが国債です。定期的に利息が支払われ、償還期限が来れば元金が支払われます。平成15年3月から新たに加わった個人向け国債「変動10年」は、半年ごとに実勢金利を反映して、適用利率が変わるもの。さらに平成18年から加わった「固定5年」は、発行時の適用利率が満期まで変わらないもの。どちらも1万円単位で購入ができ、現在はどちらも金利が1%を超えています。どんなに実勢金利が下がったとしても、0.05%の最低金利が保証されます。金利が上昇傾向にある今なら、「変動10年」がおすすめ。発行から1年が過ぎれば、一部または全部を中途換金することも可能。銀行、証券会社、郵便局などで取り扱っています。
Q外貨預金ってなに?
A外貨建ての銀行預金のこと。日本円を米ドルやユーロなどの外貨に替えて預金します。円高で預けて、円安で引き出せば、為替差益が生じるわけです。少し前までは定期預金の金利が5%ぐらいで高金利だったのですが、現在は1〜2%台が普通。金利よりも、為替レートが円高に向かったときを狙って預けることが大切。また、預金保険制度の対象外なので、金融機関が倒産した場合、元本保証がありません。
Q確定申告で、納めた税金が戻ってくるってホント?
Aサラリーマンでも医療費がたくさんかかった人、中途退職などで年末調整を受けていない人は、確定申告で払いすぎた税金を取り戻せます。1年に満たない短期間のアルバイトやパート勤務をした人、給与所得だけで年収が103万円に満たない人で所得税を引かれた人も税金が戻ってくる可能性があります。また、災害や盗難で資産に損害が生じたときは、一定の条件に当てはまれば「雑損控除」として所得控除を受けることもできます。思い当たる人は税務署に相談してみてください。
畠中雅子先生の考える 20代・30代で“貯まる体質”になるコツ
■ お金を使う項目に優先順位をつけること
■ 一定割合の天引き貯蓄を習慣にすること
■ 利用したことのない貯蓄方法にチャレンジすること
お金を使う優先順位がわかれば、自動的に貯めなければいけない金額もわかるはず。天引きは貯蓄の基本。そして、ネット銀行や個人向け国債など、今までに利用したことのない貯蓄方法に挑戦してみましょう。そうすれば、お金のセンスが磨かれます。

イラスト/伊藤桃子

畠中雅子先生
監修:畠中雅子先生
ファイナンシャルプランナー。雑誌、新聞、ウェブで連載を持つほか、セミナー講師、マネー相談、金融機関のアドバイザー業務なども行う。著書に「なぜかいつも幸せな人のお金のルール」(幻冬舎)など。

出典:「OZ magazine 増刊」
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